亀

池のほとりを散歩しておりました



なにかのにおいを追い　どんどん斜面を登り


舗装道路まで出ても　まだ必死に臭いを追っているようでした


何が通った後なんだろう？？？

いぶかしみながらも　彼の後をついていくと


池とは反対の方へと　道路を横断した亀が　道の端にじっとしていました


《イメージ画像》


亀は頭を甲羅の中に入れ　じっと災難が去るのを待っています


ぼくちん　興味津々


しばらく臭いを嗅いで　手で　ひょいひょいと　恐る恐る触ってみるようです


しばらく　ひょいひょいと触っていると　亀はひっくり返ってしまいました


あららら

どうするんだろうと　様子を見ていますと

ぼくちん　おもむろに　ひっくり返った亀をかじり始めましたよ


《イメージ画像》


わお
これは　やばい

あわてて　リードを固定し　亀を窮地から救いましたが
ひっくり返ったままです

起こしてあげようと思ったのですが　

私が亀に近づけば　やる気スイッチ　オン　のぼくちんも亀に近づくわけで

仕方がないから　駐車場に帰り　とりあえず　ぼくちんを撤収してから
お気の毒な亀君を起こすことにしようと

その場を立ち去りました


しかし　ぼくちん　未練たらたら


駐車場はすぐそこなのに　そこに行く道の途中で　しれぇ〜っと脇道に入ります

ぼくちん　こっちの道がいいなぁ〜って感じで

そして　さりげなく　さりげなく　また　あの亀がいた場所に戻って行くではありませんか


しょうがないなぁ。。。。


っと　また　舗装道路に戻ってみれば

そこに　亀の姿はありません



へぇ〜〜
案外　素早く起き上がれるんだなぁ

おまけに　先ほどの場所から　５メートルは　離れた場所で
道路をまた横断して
池の方へ帰るべく　縁石をよじ登っているのが見えました

へぇ　へぇ　へぇ〜〜〜〜

亀のスピード　舐めちゃいかんねぇ

思いのほかのスピード感に驚いたっちゅう　それだけの話です


ちなみに　ぼくちんは
さきほど　亀がいた場所を必死で　くんくんして　探しておりましたよ


君の嗅覚　亀のスピードに追い付いてないですよ〜


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