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Channel: ゼーゼマン家の人々
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公園の猫たち

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この公園に通うようになったのは みなみさんが あかねがいなくなったとたんに
うまく散歩に行けなくなったからです

脚のせいなのか 精神的なものか その両方か

なににせよ おしっこポイントについては かなり頑固な意見を持ちながら
なかなか スタスタと歩けなくなり

車で 散歩に出るようになりました

この公園なら 駐車場のすぐそばに 芝生の広場が有ったり

みなみの好きな草むらがあったりで おしっこをさせるのに都合が良かったからです


さて その駐車場付近には いつも 黒っぽい猫さんがいました

決して 黒猫ではないのですが 黒っぽい 微妙な色合いの猫さん

クロさん(仮名)です

クロさんは とても人懐っこくて 初めて会った私にも 足に体をこすりつけてくるような
そんな猫です

そんな風に甘えてこられると 猫に興味のなかった私でさえ

あら? お腹空いてるのね と コンビニに ゼリーのカップのような形の猫エサを買いに走らせるほどの

営業上手な猫です



その当時は まだ とても元気で いつも 駐車場の付近を かなりな広範囲でテケテケと走り回っており

それでも 呼ぶと わざわざ 戻ってきて スリスリとお愛想をしてくれたりしていました



毎朝 ご飯をあげに通ってくる人もいて その人に聞くと 

私は2年くらい 通ってきてる とのことでした 


そっか もう 2年も ここで暮らしているのか

ここまで 人懐こいと 悪い人になにか悪戯されたりしないのだろうかと 心配にもなりました

というのも 首の皮膚が 四角く ただれており 

まさか 皮膚をはがされたんじゃないの?なんて 疑ったりしていました


エサをやってる人に 怪我をしてるよねと言うと
うん 喧嘩することもあるからねと・・・・

相手が犬にしろ 猫にしろ そのほかの動物にしろ

とても 喧嘩でできた傷には 見えなかったけどねぇ

その人は たいして気に病むふうでもなく あっさりと 答えました 


はふ〜 長くなったので ここらで サービスショット









その後 いよいよ みなみが歩けなくなり

この公園に通うこともなくなり・・・・・・・



そして 彼女が虹の橋を渡り


ひとりっこになった ぼくちんと 久々に 公園に来てみると


相変わらず クロさんはいました




でも あんなに いきいきと 楽しそうに走っていて彼は

見る影もなく やつれ ぼっさぼさの毛並に ガリガリになって 駐車場に ただただ うずくまって 時をやり過ごしているようでした



それでも 相変わらずの 営業振りで 人懐こく 誰にでも 撫でられて

かえって その やつれた姿が 猫好きの心をわしづかみにするのか

餌やりの人は確実に増えておりました


たかが 半年・・いや 8か月で ここまで やつれるのは 悪い病気だろうことは 容易に想像できます

とても 小食になっており 気に入ったご飯以外は ほとんど食べません

食べることができないのでしょう


じゃあ 後で食べるんだよと 餌を置いていく人も多かったはず

実際に そんな人を見ましたし 私も置いてやったことがあります



そんな ことが シロさん(仮名)を呼び寄せたのでしょう


長い間 クロさんの独壇場だった駐車場

そこに隣接する山の斜面に


真っ白な猫が じっと 座って 何かを待っているようでした





うわっ すみませぇ〜〜〜ん
無意味な長文 おつきあい いただいた方 お疲れっした

しかも まだ 続くし・・・・

なかなか 洋介さんが登場するまで 長い話なのよ

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